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スギノマシン株式会社

  • Writer: AZP
    AZP
  • Dec 12
  • 2 min read

(no English)

公私共にお世話になっているスギノマシン株式会社のことをここに残しておきたい。初めてこの会社を訪問したのは2013年、日本の駐在中に見つけたすげえウオータージェットの技術。「前田さん、富山に行けば工場見れますよ」と聞きつけ、すぐに訪問ました。

太加良相談役が亡き美次祖父と重なり、経営理念や時事問題など、幅広く2日かけて話をしました。夕食時には「ぜひその飛行機の話、明日、社員に聞かせて欲しい」と30代前半の若造の私に相談役から言われた時には「とんでもない会社にきてしまった」と感動さえしました。そして現在の杉野良暁会長、岳社長の協力あって世界一周は実現しました。

ただ世界一周後、私は良暁会長に謝罪をしました。協賛会社のあるスギノマシン及び富山を飛ぶべきを急遽、行き先をコロナ感染で隔離されている生徒のいる日本航空学園能登キャンパスを飛んだことを詫びたのです。その時の面談のことは今でも涙が出るほどに胸が熱くなり、思い出されます。会長は「前田さん、あの時の判断は間違っていなかった。日本の空、航空産業を担う子どもたちがいる能登上空に前田さんが飛んだことがどれほどの意味を持つか。あれは鳥肌がたった、感動した」といってくれたのでした。

日本の管制官とのやり取りで3度断れ、そして許可が降り、実現したのが能登飛行でした。日本の管制許可が降りた奇跡的な出来事でしたが、私の判断に悔いが残っていたのは事実で、その思いを良暁会長は汲んでくれたのでした。

初めて訪れた時から、このスギノマシンの強さと、懐の深さに魅了され、お世話になっています。社員の方々も「前田さん、前田さん」と何かにつけては連絡をくれ、シアトルに来られるたびにルーシーにも会ってくれる。ぜひ、どの業界にも関係なくこの会社を勉強して欲しいと思います。なぜならば彼らの本当に幅広い業者、業種(とんでもないサウプライヤー数に対応)をサポートする姿勢はホスピタリティの塊でしかなく、日本の商いの何たるか、「お客様は神様です的」な素晴らしい姿勢を垣間見ると思います。

日本のものづくりの強さは、こういう基本的なことができることから始まり、初めて応用ができるのだと思います。1936年創業以来赤字が一切なく、安定した黒字経営を続けているのがこの会社です。いつも協力頂きまして本当にありがとうございます。カンブリア宮殿でも紹介されています。


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